モノがどんどん値上がりしていますね。
贅沢品なら我慢できますが、食品や日用品などの値上げは痛いです。
特に卵はいろいろな料理に使えますから食卓に欠かせません!

卵がタダで手に入ったらいいのに!
・・と思い、有精卵を買いました。
これを孵化させ、ひよこから鶏に育て上げれば、卵がタダになります。
初めての有精卵孵化に挑戦。
記事にするのはうまく孵ってからと思い、結果が出るまで記事にしませんでした。
が、無事に孵ってくれたので、安心して記事にすることができます。
この記事を読んでいただければ、全くの未経験者でも、有精卵を孵してひよこにすることができます!
先に申し上げますが、機材さえあれば超簡単です。
それではやってまいりましょう。
孵卵器の調達
まずは孵卵器の入手です。
僕はこれを友達から貸してもらいました。
通販でも買えるようです。
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これは最大56個の卵が入りますが、今回僕が入れた卵は20個です。
なので、もっと小さくても良かったかな?と思いますが、
うまく育てられる自信がついたら、もっと沢山の卵を孵そうと思うので、
僕にとっては、この孵卵器で実績が作れて良かったと思っています。
さて、20個の卵を孵卵器に入れたわけですが、孵った卵は7個。
後述しますが卵はWeb通販で販売されているものを買いました。
卵の孵化率はだいたい3割程度ということですが、経験者の友達に聞いたら、
やはりその程度に留まるようですね。
そう考えると、飼いたい鶏の羽数の3倍程度の卵を収容できるのがいいのでしょうね。
上で紹介したモデルは、ボタンを押すとLEDが光ります。
おそらく、卵の中のひよこの影を透かし見るための機能なのでしょうが、
僕はこの機能は使いませんでした。
使ってて、この機能の意味がわからなかったくらいなので、必要ない機能だと思います。
孵卵器を買う場合は、卵の数が50個とかでない限り、安くて手頃なモデルでいいと思います。
有精卵の調達
さて、孵卵器が用意できたら、あとは有精卵を入れるだけです。
ということで、有精卵を調達しましょう。
楽天市場で見てみると、いろいろな種類の有精卵があります。
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烏骨鶏や名古屋コーチンなど、有名な鶏の品種があります。
今回は、アローカナという品種の卵を買いました。

アローカナは、緑のような青いような、不思議な色の卵を生みます。
それに惹かれたので、アローカナの有精卵を買うことにしました。
ただ、産卵率は低いようです。
品種は色々調べてから選ぶのが良いと思います。
卵を孵卵器にセット
あとは、有精卵を孵卵器にセットするだけです!
孵卵器を梱包するための発泡スチロールのケースがあるのですが、これは捨てずに取っておきましょう。
孵卵器内の温度や湿度は一定に保つべきです。
特に冬は気温低下で死産となってしまうリスクが高いです。
発泡スチロールのケースで覆っておくことで、保温性が増します。
更に毛布を巻いておけば、もうバッチリだと思います。

さて、孵卵器は、どういう機材なのか?
改めて整理してみましょう。
孵卵器の主な機能
機能としては以下のとおりです。
- 庫内の温度と湿度を一定に保つ
- 定期的に自動で転卵(卵を傾けて動かすこと)する
- 孵化するタイミングになったら自動転卵をやめる
これらをやってくれるわけです。
庫内の温度を設定できるようになっていますが、僕は37.5度に設定しました。
都市伝説レベルの話ですが、37.5度に設定するとメスが早く生まれ、
38.5度と、少し高めに設定するとオスが早く生まれるとか。
ひよこは、素人が見てもオスかメスか判別できません。
素人でも判別できるのは、生まれて半年近く経過したあと。
コケコッコー!という声を聴くまでは、オスかどうかわからないようです。
毎日の作業
孵卵器の庫内温度を設定したら、あとは孵卵器任せなのですが、1つだけやることがあります。
それは、毎日お湯(60度程度)をやることです。

こんな感じで蓋を開けて、500ミリのペットボトル半分程度のお湯をトポトポと入れます。
これは機種によるので、もっと小さな機種であればその分少量で済むはずです。
お湯を入れる理由なのですが、蓋を開けたときに外気が入って気温が下がるためです。
そこへお水を入れてしまうと庫内の温度が更に下がるので、お湯を入れることで庫内の温度を保つわけです。
もちろんですが、卵には絶対にかからないように注意しましょう。
やることはこれだけ。
あとはぜ~んぶ孵卵器にお任せです!
孵ったら・・
孵卵器に卵をセットしてから20日ほど経過した朝、孵卵器からピヨピヨ鳴き声が。

かわいいひよこの誕生です。
見つけたら、蓋を開けて取り出し、わらを敷き詰めた段ボール箱の中に入れてあげます。
生まれたてのひよこは羽毛が濡れていますから、まずは自然乾燥する必要があります。
このときに注意するのは「寒さ」です。
ペットボトルに60度くらいのお湯を入れたあと、靴下に入れて湯たんぽを作ってあげます。
それを段ボール箱の中に入れてあげます。
震えていたり、過度にピヨピヨ鳴いているようであれば、まだ寒いということです。
60Wくらいの白熱球を密着しない形でぶら下げてあげます。
ほしいのは熱なので、間違っても発熱しないLED電球などは使ってはいけません。
餌は、48時間程度ならあげなくても良いみたいです。
羽毛を乾かすことが優先です。
ニワトリ小屋での生活開始
羽毛がフカフカに乾くと、少し体が大きくなったように見えます。
こうなったら、鶏小屋へ移動します。

鶏小屋の中は基本的には土間です。
これは、自然養鶏を50年やってこられた方の鉄則に則っています。
「土から切り離すべからず」
ただ、変なところに挟まって動けなくなると良くないので、1メートル四方、高さ20センチ程度の木枠を作り、移動範囲を限定します。
天板には電球をつけ、暖を取れるようにします。

この木枠の中には、水と餌を入れます。
ペットボトルに水を入れ、下側に穴を開けたものを皿に乗せておいておきます。
こうすれば、ひよこが飲んだ分だけ、自然気圧で皿に補充されるようになります。
餌は玄米が良いようです。
丈夫な胃腸になるようですね。
1ヶ月もすればだいぶ大きくなるので、土中の虫や雑草を食べるようになります。
飼料ゼロ円で、畑の草むしりの手間も省け、おまけに鶏糞という肥料を撒いてくれる上に、美味しい卵を産んでくれるようになる・・。
我ながら完璧なプランです。
さて、この記事の最後に、可愛いひよこたちのショットを載せておきましょう。




まとめ
いかがだったでしょうか?
孵卵器と有精卵があれば、誰でも卵を孵してひよこにすることができます。
これについてはそんなに手間はないです。
ただし、鶏に育てて卵をいただく・・ということであれば、放ったらかしというわけには行きませんし、鶏小屋も必要です。
鶏小屋の作り方については、別の記事がありますので御覧ください。
ホームセンターで5万円くらいかけて木材や金網を買ってきて立派なのを建てられる方もいますが、僕のやり方なら5千円くらいでできると思います。
鶏の世話ですが、僕は小学生くらいの娘がいるので可愛がって世話をしてくれます。
ペットとして可愛がるだけではなく、動物と共生する意識が芽生えてくれるといいな~と思っています。
そういう意味では、よい教育現場だな~と思います。
・・と、手間暇はありますが、それ以上に大きなリターンがあると思いますので、気になったらトライしてみてはいかがでしょうか?

僕は田舎で半農半X生活をし、食料や水・エネルギー・お金と心が
満たされた暮らしをしています。
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